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無意味な飲み会で
急に会話が途切れた瞬間だけ
きみのことを思い出す
ああ今すぐに会いたい
このまま地獄を抜け出して
新幹線に乗り込めば
さらに地獄がまっている

すきっぷしたい、気持ちではない

その先くらあい闇あれば
飛び越えるまでもない
どこにも行かない
ここにいること選んだ昨日
新幹線の切符で指切った
片道二万が血で滲む

改札背にしてぼくを待つ
うしろの髪、伸びたね、なんて

東北の、舌ったらずが、まだ、好き

生きていて
いつのまにか死んでいて
また朝に生まれて
いつのまにかの夜に死ぬ
ことしの桜は灰色で
熱い湯をぼたぼた落とすと
真っ赤な桜が足に咲いた
東北には咲いたかな
あなたの部屋の窓から見える
一本の桜がすきだった
窓をあけるとぼたぼたと
散った桜が舞っている

ひにちぐすり
ひにちぐすり
時間が傷を癒してくれるなんて
都合のいいことを言うな
愛してないと殺せない
ずっとあのこを愛してる

はしりだす
あなたの背中
黒点の
とおく とおく
足跡 嘘 嘘
血で滲む

ぱたぱたぱた
うしろに響く
あいつを追う
わたしの影かな
置いてかないで
ふたり歩いた公園は
いまだに暗くて道も無い
どうかどうか行かないで
明けたら始発で会いにいくから
片道2万の切符を買って
会いにいくから
ぱたぱたぱたぱた
暖かい重さを頂戴
そしたら何も言わないよ

さよなら には
準備が必要です

深夜のかえりみち
自転車がパンクして
押して帰るか
捨てて帰るか
イライラする
うまくいかない
どこでまちがったのか
小さい声で悪態吐く
どうやら調子が悪いようだ
家までの暗いかえりみち
二度ほど吐いて
いっしょに涙流れる
どうしてここにいるのだろう
引き返そうか
どこにいるのか
死んでしまうのか
わたしだけが知っている
かえりぎわの涙
「次」が死ぬこと
わたしだけが知っている
言えない、
別れを惜しむ男と女
まるで他人、明日のわたし
さよならの音がする
睡眠の音がする
長い睡眠 ただそれだけ
また、長い長い朝
やりなおすつもり

おとといの大雨で
近所の金木犀が死んでしまった
マンホールに落ちた花が溜まっていて
それを踏んで先に進むことにする

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